デジタル大辞泉
「定家葛」の意味・読み・例文・類語
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ていか‐かずら ‥かづら【定家葛】
[1] 〘名〙 キョウチクトウ科のつる性常緑木本。
本州、四国、九州の山野に生え、庭にも植えられる。茎から気根を出し、他物に巻きついてよじのぼる。葉は厚くて光沢があり、柄をもち対生する。葉身は楕円形または卵状披針形。初夏、葉腋や茎の先端に約二~三センチメートルの白い花が集散状に咲き、のちに黄色にかわる。花冠は先は五裂し、各々の裂片は風車状にねじれている。果実は長さ約一五センチメートル、
円筒形。
種子には長い毛がある。茎、葉を乾燥して
解熱・強壮薬とする。漢名は白花藤で、絡石を当てるのは
誤用。まさきのかずら。ちょうじかずら。《季・秋》
※謡曲・定家(1470頃)「
蔦葛をば定家葛と申し候」
※俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)
何第二「藤の花さけるは定家かつらにて 西行さくらうつろへるころ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
定家葛 (テイカカズラ)
学名:Trachelospermum asiaticum
植物。キョウチクトウ科の常緑つる性植物,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報