安養寺新田村(読み)あんようじしんでんむら

日本歴史地名大系 「安養寺新田村」の解説

安養寺新田村
あんようじしんでんむら

[現在地名]天栄村大里おおさと

大里村の西、竜田たつた川上流の山間に立地。村名は村の西端にあった安養寺に由来。「白河風土記」によれば、大里村の農夫孫左衛門が盗みの罪で死刑となるところを当地の開拓を願出て新田を開発し免罪となったという。白河古領村郷高帳に「安養寺」とみえ、高八七石余。元禄五年(一六九二)の白河御領高付本田新田改出(天栄村史)によれば慶安五年(一六五二)以降の新田分高一六石余を加え、村高一〇三石余。安永二年(一七七三)の白河郡村々細見記(加藤家文書)では安養寺新田村とみえ、反別田四町七反余・畑三町七反余、免一ツ九分、家数一〇(高持九・山伏一)、人数五〇(男二四・女二三・山伏一・社人一・座頭一)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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