安達二十三(読み)あだち はたぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安達二十三」の解説

安達二十三 あだち-はたぞう

1890-1947 昭和時代前期の軍人
明治23年6月17日生まれ。昭和15年陸軍中将。第三十七師団長,北支方面軍参謀長を歴任後,17年東部ニューギニアの第十八軍司令官としてたたかい,おおくの死傷者をだす。敗戦後の22年ラバウルの戦犯裁判で無期禁固となり,同年9月10日自殺した。58歳。石川県出身。陸軍大学校卒。
格言など】必ず之等若き将兵運命を共にし,南海の土となるべく,縦令(たとい)凱陣(がいじん)の場合と雖(いえど)も渝(かわ)らじとのことに有之候(遺書)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例