安治川上一丁目(読み)あじかわかみいつちようめ

日本歴史地名大系 「安治川上一丁目」の解説

安治川上一丁目
あじかわかみいつちようめ

[現在地名]福島区野田のだ一丁目

安治川北岸に位置する帯状の町で、北は下福島しもふくしま村。「宝暦町鑑」に「あじ川ばし北づめの丁也」とあり、対岸富島とみしま町一丁目(現西区)に安治川橋が架かる。貞享元年(一六八四)河村瑞賢によって九条くじよう島に開削されたしん(新堀川とも)両岸に形成された新地の一つで、堂島どうじま新地二〇町のうち。当初は北組・天満組の支配下にあったが、のち天満組に属した。中屋敷に等級づけられて地子を負担した(「藤井善八覚書」大阪市史編纂所蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android