安毛村(読み)あたげむら

日本歴史地名大系 「安毛村」の解説

安毛村
あたげむら

[現在地名]美濃市安毛

長良川とその支流板取いたどり川との合流点南側に位置する山方の村。南は前野まえの村。慶長郷帳に「あたげ村」とみえ、村高一一八石余。元和五年(一六一九)幕府領から尾張藩領となり、幕末に至る。正保郷帳では田高三〇石余・畑高六二石余・山年貢二石余。明暦覚書では概高一二三石余、山年貢は三石余(公儀申付分一石余・片知村負担分一石余・百姓申告分七斗・出目分一斗余)、人数一一九、馬七、東西三〇間・南北七町ほどの草山がある。

「濃州徇行記」によれば、田畑九町二反余、家数三六・人数一五四、馬五・牛三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android