デジタル大辞泉
「安位」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あん‐い ‥ヰ【安位】
〘名〙
③ 世阿彌の能楽論で最高の芸境。やすきくらい。
※風曲集(1423頃)「
心根とは以前申つる、出息入息を
地体として、声をたすけ、曲を色とりて、
不増不減の曲道息地に安位する所なるべし」
※拾玉得花(1428)「
此位の
達人をこそ、真実の、安位
(アンイ)とも云べけれ」
やすき【安】 位(くらい)
世阿彌の能楽論で最高の芸境安位(あんい)。
※
至花道(1420)「師によく似せ習ひ、〈略〉
身心に覚え入りて、やすきくらゐの達人に至るは、是主なり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報