宇山島(読み)うやまじま

日本歴史地名大系 「宇山島」の解説

宇山島
うやまじま

鹿倉かくら川中流にあったと思われるが、宝暦一四年(一七六四)写の郡上郡絵図(千葉家蔵)にはみえず、「新撰美濃志」は「宇島うじま村は宮地の北にあり」とする。「美濃明細記」は「新村宇山島村」とし、高一五石余。旧高旧領取調帳には宇山島村も宇島村もみえない。「新撰美濃志」の宇島村の表記は、山島の部分を島の異体字である嶌とみたことによる誤記とも考えられる。現在野尻のじり地内に約二町歩ほどの流れ地があり、この流れ地が宇山島で、野尻村に組込まれた可能性がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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