宇土牧(読み)うとのまき

日本歴史地名大系 「宇土牧」の解説

宇土牧
うとのまき

[現在地名]宇土市長浜町・上網田町・網津町

上網田かみおうだ網津あみづ長浜ながはまの山地一帯に営まれた近世の牧。葦北あしきた郡の牧とともに藩営の牧で、古代の大宅おおや牧の跡に営まれたと考えられる。大宅牧は「三代実録」貞観六年(八六四)に「十一月四日丁亥、勅停肥後国大宅牧」とみえ、この地は「和名抄」の宇土郡大宅郷である。「肥集録」に馬数八七、網津・長浜両村にかかり、東西一千三〇〇間・南北一千二三〇間・惣廻四千六〇〇間余・高さ一五〇間とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android