子獅子(読み)こじし

精選版 日本国語大辞典 「子獅子」の意味・読み・例文・類語

こ‐じし【子獅子】

〘名〙
子ども獅子。獅子の子。
※宇治拾遺(1221頃)三「片仮名のね文字を十二書かせて、給ひて、よめと仰せられければ、ねこの子の子ねこ、ししの子のこじしとよみたりければ」
湯女(ゆな)の見習い。
能面の一つ。能「石橋(しゃっきょう)」で連獅子のとき、子獅子役のツレがつける。シテの親獅子は、獅子口(ししぐち)を用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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