子どもと高齢者の薬の量

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「子どもと高齢者の薬の量」の解説

子どもと高齢者の薬の量

 大人に比べて、子ども高齢者は体の機能が未熟だったり弱かったりするので、薬の用量には注意が必要です。


 現在は、ホン・ハルナックが提唱した小児薬用量換算表が広く用いられています。成人を1として、各年齢の用量を示したもので、簡単で使いやすくなっています。具体的には、3か月児で成人量の6分の1、6か月児で5分の1、1歳児で4分の1、3歳児で3分の1、7.5歳児で2分の1、12歳児で3分の2としています。


 高齢者の場合は、個人差が大きいので、子どものように簡単に決められないのですが、一般には成人量の2分の1、安全性の高い薬では3分の2、作用の強い薬の場合は3分の1というように用いられています。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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