媒名辞(読み)ばいめいじ

精選版 日本国語大辞典 「媒名辞」の意味・読み・例文・類語

ばい‐めいじ【媒名辞】

〘名〙 (middle term の訳語) 三段論法で、大前提小前提両方にあって大概念小概念を媒介する中概念言語で表わしたもの。媒辞中名辞

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の媒名辞の言及

【三段論法】より

…例えば図2の三段論法は,[1]第1格AAA式,[2]第2格EIO式,[3]第3格AEE式となる。さて(3)において,結論命題Zcaの中の主語cは〈小名辞(小概念)minor term〉,述語aは〈大名辞(大概念)major term〉,推論においてcaの仲立ちをするbは〈中名辞(中概念),媒名辞(媒概念)middle term〉と呼ばれる。また,前提命題のうち,大名辞を含む命題は〈大前提〉,小名辞を含む命題は〈小前提〉と呼ばれる。…

※「媒名辞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」