精選版 日本国語大辞典 「姥餠」の意味・読み・例文・類語 うば‐が‐もち【姥餠】 〘名〙 餠の一種。近江国(滋賀県)草津の名物。近江の国の郷代官であった六角左京大夫の子孫が滅ぼされたとき、三歳になる遺児を養育するために、寛永(一六二四‐四四)の頃、その乳母が茶屋を設けて売りはじめたものという。※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)五「追分の北南の両廉(かど)の家は、これかくれなき草津の姥が餠屋なり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報