始末におえない(読み)しまつにおえない

精選版 日本国語大辞典 「始末におえない」の意味・読み・例文・類語

しまつ【始末】 に=おえない[=ゆかぬ]

処理できない。手がつけられない。手におえない。
人情本花鳥風月(1830‐44頃)四中「何にしてもお潮さんの在所(ありか)が知れねえと云ふので始末に終へねえ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三「どうも始末(シマツ)に終(オ)へない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android