姉子村(読み)あねこむら

日本歴史地名大系 「姉子村」の解説

姉子村
あねこむら

[現在地名]中津村姉子

日高川右岸にある小村。南は日高川を隔てて三十木みそぎ村に相対し、東は原日浦はらびうら村、西は高津尾たかつお村、北は三十井川みそいがわ村。「続風土記」に「昔姉子某といふ落人来りて此地に住せしより村名になれりといふ、今も其子孫村中にあり」とある。慶長検地高目録では村高四五石余、小物成三斗九合。延宝六年(一六七八)の「日高鑑」によれば田畑七町七反余で高四六石余、家数一一で内訳は本役一、半役六、無役二、庄屋・年寄各一、人数四六、牛四、鉄砲二、御蔵一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android