妙花(読み)みょうか

精選版 日本国語大辞典 「妙花」の意味・読み・例文・類語

みょう‐か メウクヮ【妙花】

〘名〙
① すばらしい花。
性霊集‐六(835頃)弘仁太上為故中務卿伊与親王修功徳願文「香饌断結、妙花含光」
能楽で、この上もない芸の境地至高のおもしろさ。
風姿花伝(1400‐02頃)五「正直円明にして、世上万徳の妙花を開く因縁なりと、たしなむべし」
九位(1428頃)「無心の感、無位の位風の離見こそ、妙花にや有るべき」

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