女丁(読み)にょてい

精選版 日本国語大辞典 「女丁」の意味・読み・例文・類語

にょ‐てい【女丁】

〘名〙 女の仕丁(しちょう)。縫殿寮・大炊寮などに属し、縫製舂米などを行なった。大国から四人上国から三人中国から二人下国から一人徴され、三年で交替するのが原則である。仕女。仕女丁。〔令義解(718)〕

じょ‐ちょう ヂョチャウ【女丁】

じょ‐てい ヂョ‥【女丁】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の女丁の言及

【仕丁】より

…令制では,直接労役にあたる仕丁(立丁)と,食事等の世話を行う廝丁とが同郷(里)から徴発されたが,8世紀中ごろ以降,両者は区別なく労役に服するようになった。正丁(21歳以上60歳以下の男子)からとられる仕丁のほか,人数は少ないが同年齢の女丁も役された。仕丁には課役が免除され,出仕した日には米,塩が支給された。…

※「女丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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