奥宮 健之(読み)オクノミヤ ケンシ

20世紀日本人名事典 「奥宮 健之」の解説

奥宮 健之
オクノミヤ ケンシ

明治期の自由民権運動家



生年
安政4年11月12日(1857年)

没年
明治44(1911)年1月24日

出生地
土佐国土佐郡布師田村(高知県高知市)

経歴
明治3年上京し、立志社以来の自由民権運動に参加。14年自由党に入党し、政治演説、政治講談をする。15年人力車夫を組織して車会党を結成。17年名古屋事件に連坐し、未決中に脱獄未遂事件をおこし無期徴役に処せられる。30年特赦で出獄し、33年パリへ行き西欧各地を歩いて35年に帰国。その後社会主義に関心を抱き、平民新聞社に出入りする。40年ラングーンを経て中国に渡るが、短期間で帰国。幸徳秋水爆弾の製造法を伝えたことがもとで、43年の大逆事件に連坐し、44年処刑された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「奥宮 健之」の解説

奥宮 健之 (おくのみや けんし)

生年月日:1857年11月12日
明治時代の社会運動家
1911年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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