奥て(読み)おくまえて

精選版 日本国語大辞典 「奥て」の意味・読み・例文・類語

おくまえ‐て おくまへ‥【奥て】

万葉(8C後)六・一〇二四「長門なる沖つ借島奥真経而(おくまへて)吾が思ふ君は千歳(ちとせ)にもがも」
[補注]「まへ」は「まけ」の変化したものかといわれる。接尾語「む」「ふ」の重なったものとする説もある。

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