奉公人新田(読み)ほうこうにんしんでん

日本歴史地名大系 「奉公人新田」の解説

奉公人新田
ほうこうにんしんでん

白河城下周辺に散在する奉公人救済のために開かれた新田の総称。開発年代は明らかではないが、延享三年(一七四六)の奉公人新田免定(藤田家文書)があり、「小田新田村分引」と記されているので、小田おだ新田村(現西郷村)が白河藩領であった寛保二年(一七四二)以前の結城松平家支配の時代には存在したと推定される。白河藩領から慶応二年(一八六六)幕府領となる。白河町組に属したが、学田がくでん新田とともに庄屋は置かれず、町組大庄屋藤田家・益田家の管轄下にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android