奈良古墳群(読み)ならこふんぐん

日本歴史地名大系 「奈良古墳群」の解説

奈良古墳群
ならこふんぐん

[現在地名]沼田市奈良町 八幡平・大平

沼田市北東、奈良町地区の薄根うすね川右岸河岸段丘上の緩傾斜面に形成された古墳群。標高約四三〇メートル、南北約二〇〇メートル、東西約四〇〇メートルの比較的狭い範囲に横穴式石室を主体部とする小円墳が、かつて約六〇基ほど集中していたが、現存するのは約半数。いずれの古墳も榛名はるなふたッ岳爆裂に伴う軽石(層の厚さ一五センチ前後)降下後に構築されていて、七世紀前半から末の数十年間にわたって形成されたもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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