天鼓の森古墳(読み)てんこのもりこふん

日本歴史地名大系 「天鼓の森古墳」の解説

天鼓の森古墳
てんこのもりこふん

[現在地名]西京区上桂森上町

西芳さいほう寺の南東約一キロ、桂川西岸平野部に所在した古墳後期の前方後円墳。既に破壊消滅しているが、前方部は南面し、全長約五〇メートルの規模をもっていた。

この付近は五世紀末にはじまる首長墓域と考えられ、天鼓の森古墳もその首長墓系譜の一基である。この首長墓群の中で、最も古いのが穀塚こくづか古墳で、その後清水山しみずやま古墳(西京区山田畑田町)、天鼓の森古墳と、継起的に連続すると思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android