精選版 日本国語大辞典 「天狗草紙・天狗草子」の意味・読み・例文・類語 てんぐそうし テングサウシ【天狗草紙・天狗草子】 絵巻物。もと七巻と推定される。紙本着色。鎌倉時代の作。当時の南都北嶺の僧侶の驕慢(きょうまん)なさまや浄土宗、禅宗などの宗徒の狂愚なさまを七種の天狗にたとえて風刺したもの。のびやかな描線と鮮明な色彩で、すぐれた大和絵の技法を示す。国立博物館、根津美術館などに分蔵。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報