天然色映画(読み)テンネンショクエイガ

デジタル大辞泉 「天然色映画」の意味・読み・例文・類語

てんねんしょく‐えいが〔‐エイグワ〕【天然色映画】

自然の色彩画面に現した映画。白黒映画が主流であったころの語。

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精選版 日本国語大辞典 「天然色映画」の意味・読み・例文・類語

てんねんしょく‐えいが ‥エイグヮ【天然色映画】

〘名〙 天然の色彩、またはそれに近い色彩を映写画面に再現する映画。色彩映画カラー映画
※映画説明今昔物語(1929)〈古川緑波〉「天然色映画(テンネンショクエイグヮ)前説に、舞台へ出るといきなり大声で」

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百科事典マイペディア 「天然色映画」の意味・わかりやすい解説

天然色映画【てんねんしょくえいが】

カラー映画

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世界大百科事典(旧版)内の天然色映画の言及

【カラー映画】より


[初期のカラー映画]
 スクリーンに〈色〉や〈音〉を加えたいというのは,映画が生まれて以来の人々の願望であり,はやくからそのための努力と試みが繰り返された。カラー映画color filmと呼ばれるものには,技術的に大別すれば,白黒の画面に着色した〈彩色映画〉と,写真技術によって被写体そのままの色を再現した〈天然色映画〉がある。〈彩色映画〉には,染料でポジティブの一部分あるいは全体を染色tintingする方法と,ポジティブの画像を調色toningする方法がある。…

※「天然色映画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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