天塩村(読み)てしおむら

日本歴史地名大系 「天塩村」の解説

天塩村
てしおむら

[現在地名]天塩郡天塩町海岸通かいがんどおり山手通やまてどおり山手裏通やまてうらどおり・字天塩・字川口かわぐち新栄通しんえいどおり新開通しんかいどおり新地通しんちどおり・字サラキシ・字キトウシュナイ・字トコツナイ・字ルークシュナイ・字ウブシ・字サクカヘシ・字しもサロベツ・字オヌプナイ・字タツネウシ・字しもコクネップ・字ペンケビラ

明治一一年(一八七八)から大正一三年(一九二四)まで存続した村。天塩郡の北部に位置し、東はコクネップ川を境に中川なかがわ中川(現中川町)に接する。北へ通じる道路は渡船によって天塩川を渡り、南へは海岸部を通る。東へはロクシナイ峠を越え、雄信内おのぶないに達する。「闢幽日記」に「ヲノツナイ川アリ、其水源ニ楡多シ。天塩ノ土人厳冬橇ヲ用ヰ、往テ楡皮ヲ採取スト云フ。蓋シ楡皮ハ織テ以衣ト為スモノナリ」とある(明治五年一〇月一一日条)。明治九年郵便局が置かれた(「北海道志」巻三)。明治一一年に天塩村が設置され(明治一四年「事業略記」、「北海道志」巻一)、郡区沿革表に天塩村がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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