大麻生村(読み)おおあそうむら

日本歴史地名大系 「大麻生村」の解説

大麻生村
おおあそうむら

[現在地名]熊谷市大麻生

大里郡おし領に所属(風土記稿)荒川沖積扇状地の扇頂部近くに位置し、南は荒川を境に押切おしきり(現江南町)、北は小島こじま村と幡羅はらじり村。村内を秩父往還が東西に走る。田園簿では田方三〇七石余・畑方二三九石余、幕府領と旗本大久保領の相給。国立史料館本元禄郷帳では旗本戸田・大久保の二家の相給。明和七年(一七七〇)村内の一部が川越藩領となり(「松平藩日記」など)、「風土記稿」成立時は同藩領と前記二家の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android