大鳥毛(読み)オオトリゲ

デジタル大辞泉 「大鳥毛」の意味・読み・例文・類語

おお‐とりげ〔おほ‐〕【大鳥毛】

たかなどの羽で、栗のいが状に大きく作り、やりさや馬印としたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大鳥毛」の意味・読み・例文・類語

おお‐とりげ おほ‥【大鳥毛】

〘名〙
① 鷹、鶏、烏などの羽を集めて栗のいが状に大きく作った装飾一種。馬印(うまじるし)や槍の鞘(さや)とした。大名行列の際は、先頭にこの槍を振って行く。
※浄瑠璃・堀川波鼓(1706頃か)中「たて笠、馬じるしこれぞと名にし大鳥毛」
② 遊里で、禿(かぶろ)または遣手(やりて)をいう隠語。〔評判記難波鉦(1680)〕

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