大竹[市](読み)おおたけ

百科事典マイペディア 「大竹[市]」の意味・わかりやすい解説

大竹[市]【おおたけ】

広島県南西端の市。1954年市制。山口県境の小瀬(木野)川に沿い山陽本線が通じる中心市街は藩政時代以来,和紙の製造が発達山陽道の渡船集落でもあった。1934年に化学繊維工場が設けられ,1958年ごろから石油化学コンビナート立地隣接岩国市とともに臨海工業地帯を形成して急速に発展。1990年に完成した小瀬川上流の弥栄(やさか)ダムは,中国地方最大級で工業用水供給源。医療用手袋の生産は全国一。山陽自動車道が通じる。78.66km2。2万8836人(2010)。

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