大稚児・大児(読み)おおちご

精選版 日本国語大辞典 「大稚児・大児」の意味・読み・例文・類語

おお‐ちご おほ‥【大稚児・大児】

〘名〙
寺院などで召し使う童児うち、年長の者。⇔小稚児
※俳諧・犬筑波集(1532頃)雑「おほ児のまゆのあたりに風吹て あとつかふ法師たしなみもなし」
② 成人しても子供のように才知の発達してない者。
仮名草子犬枕(1606頃)「甘き物 砂糖串柿・飴や蜜・公家上臈や大稚児の武者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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