大用村(読み)おおゆうむら

日本歴史地名大系 「大用村」の解説

大用村
おおゆうむら

[現在地名]中村市大用

伊才原いさいばら村の北、南流するうしろ川の上流域、百塔ひやくとう(六〇七メートル)西麓にあり、上山かみやま上分かみぶん一村。「土佐州郡志」は「片魚・住次郎・大西川ノ三村川流会于此」と記す。後川右岸の河岸段丘上に縄文時代の大用遺跡があり、スゲンダの駄馬だばからも縄文時代の石鏃剥片が出土している。

慶長二年(一五九七)の大用村地検帳によると検地面積一五町五反余、屋敷数三七うち居屋敷三一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報