精選版 日本国語大辞典 「大牢・太牢」の意味・読み・例文・類語
たい‐ろう ‥ラウ【大牢・太牢】
〘名〙
① 中国で、天子が社稷(しゃしょく)をまつる時の供物で、牛・羊・豚の三つが備わったもの。羊・豚の二つは少牢という。また一説に、牛を供えるのを大牢、羊を供えるのを少牢という、とも。神に供える最高の贄(にえ)。
② 転じて、りっぱな料理。盛大な膳部。
※太平記(14C後)二八「先酒を勧めんとしけるに、大窂(ラウ)の具へを為し、山海の珍を尽し」 〔史記‐項羽本紀〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報