精選版 日本国語大辞典 「大検注」の意味・読み・例文・類語
だい‐けんちゅう【大検注】
〘名〙
① 中世、国司・荘園領主などが所領の年貢徴収の基準を定めるため、検注使を派遣して田畑の面積、耕作状況などを検査した検注のうち、正式に行なったもの。とくに、定期的に行なった正検(しょうけん)をいうことが多い。
② とくに、国司が任国ではじめて行なう検注をいう。
※建内記‐嘉吉三年(1443)三月五日「初任検註〈号大検註云々〉分、一倍可二懸催一之由」
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