大月興野新田(読み)おおつきごうやしんでん

日本歴史地名大系 「大月興野新田」の解説

大月興野新田
おおつきごうやしんでん

[現在地名]豊栄市上大月かみおおつき

北東は大月興野、北と西はおか新田に接する。万治二年(一六五九)の開発と伝え、宝暦四年(一七五四)幕府領となったという。大月新田とも記され、天明二年(一七八二)の岡方組万雑組立帳(倉島肩吾氏蔵)によれば、大月新田は役石一四五石三斗に対し六貫三五六文を負担している。新発田藩領岡方組に属し、文政元年(一八一八)の岡方組と保田やすだ(現北蒲原郡安田町)との間の、海老渡川切広げ一条につき契約をとり結ぶ為取交規定書之事(倉島家文書)に大月新田の名がある。天保五年(一八三四)の一村限預証文(豊栄市役所蔵)に大月興野新田の貯夫食籾三石七斗余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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