大慈山村(読み)だいじせんむら

日本歴史地名大系 「大慈山村」の解説

大慈山村
だいじせんむら

[現在地名]奈良市大慈山だいじせん

誓多林せたりん村北方にある。慶長郷帳に「大布施村」として二一〇・六三石とある。元和郷帳には「大慈仙」とある。御番衆領から元和元年(一六一五)郡山藩(水野勝成)領。のち同藩の二割半無地高増政策で村高は二六七・四三八石となる。延宝七年(一六七九)幕府領に編入され、天和二年(一六八二)古河藩(堀田正俊)領に編入されたが、貞享二年(一六八五)再び幕府領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報