大師の杖(読み)だいしのつえ

精選版 日本国語大辞典 「大師の杖」の意味・読み・例文・類語

だいし【大師】 の 杖(つえ)

霜月二十三夜の大師講の日、供膳に添える長い箸(はし)東北北陸地方では、大師には子女がおおぜいいたため、この長い箸を短く折って子女に分け与えたとか、この箸で団子(だんご)をつきさして子女を育てたとかいう。

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デジタル大辞泉 「大師の杖」の意味・読み・例文・類語

だいし‐の‐つえ〔‐つゑ〕【大師の×杖】

大師講の日、供膳に添える長いはし。東北・北陸地方では、大師は子沢山であったので、この箸を短く折って分け与えたとか、団子をさして子供を育てたとかいう伝承がある。

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