日本大百科全書(ニッポニカ) 「大川(福島県)」の意味・わかりやすい解説 大川(福島県)おおかわ 福島県中西部を流れる川。栃木県境の荒海山(あらかいさん)(1580メートル)北東斜面に発し、南会津郡の東部を潤しつつ会津盆地で日橋川(にっぱしがわ)に合流する。阿賀野(あがの)川水系阿賀川の上流部にあたる(最上流部は荒海川という)。延長約60キロメートル、流域面積約977平方キロメートル。檜沢(ひさわ)川、加藤谷(かとだに)川、鶴沼(つるぬま)川、宮川などの支流をあわせる。塔のへつり(岪)などの峡谷、大川ダムなどがあり、大川羽鳥(はとり)県立自然公園の一部をなす。[中村嘉男] 塔のへつり(岪) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例