大島炭鉱跡(読み)おおしまたんこうあと

日本歴史地名大系 「大島炭鉱跡」の解説

大島炭鉱跡
おおしまたんこうあと

[現在地名]大島町 太田尾・蛤・塩田など

大島町にあった炭鉱。炭質は七割が準強粘結炭で、鉄鋼・ガス向けに洗粉として販売され、残りは一般粉炭として移出された。すでに文化一一年(一八一四)大島南部の間瀬まぜ大村藩により小規模ながら石炭採掘が行われたというが(大島町郷土誌)、これは二、三ヵ年で廃され、元治年間(一八六四―六五)に再興されたものの、これも二ヵ年ほどで停止されたという(郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報