大宮公園内遺跡(読み)おおみやこうえんないいせき

日本歴史地名大系 「大宮公園内遺跡」の解説

大宮公園内遺跡
おおみやこうえんないいせき

[現在地名]大宮市高鼻町

大宮公園は大宮台地の東縁部に位置し、しば川の沖積地(見沼田圃)に面した標高約一四メートルの台地上にある。同公園内にはほかに四遺跡があり、付近から古代の出土品があることは古くから知られていた。昭和二七年(一九五二)竪穴住居跡一六が発見された。二軒の弥生時代の住居跡の調査に始まり、四回にわたる調査が実施されている。竪穴住居跡は縄文時代中期一六、後期一、弥生時代後期九、古墳時代前期一。また同三〇年の調査で発見された周濠と土堤のある住居跡は、のちに弥生時代後期の方形周溝墓と追認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android