大学の頭(読み)だいがくのかみ

精選版 日本国語大辞典 「大学の頭」の意味・読み・例文・類語

だいがく【大学】 の 頭(かみ)

令制で、大学寮長官。定員一人。従五位上相当官。毎年一回、助(すけ)とともに学生(がくしょう)を試験し、また、春秋二回の釈奠のことをつかさどった。
令義解(718)官位大学頭
江戸時代昌平坂学問所のすべてを統轄した長官。林信篤(鳳岡)が従五位に叙せられ、大学頭と称してから、代々林家(りんけ)がこの職に任ぜられた。
随筆・折たく柴の記(1716頃)上「大学頭藤信篤の弟子給るべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android