大和大国魂神社(読み)やまとおおくにたまじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「大和大国魂神社」の意味・読み・例文・類語

やまとおおくにたま‐じんじゃ やまとおほくにたま‥【大和大国魂神社】

兵庫県南あわじ市榎列上幡多にある神社。旧県社。祭神は大和大国魂大神。淡路国二宮

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「大和大国魂神社」の解説

大和大国魂神社
やまとおおくにたまじんじや

[現在地名]三原町榎列上幡多

成相なりあい川右岸の山所やまじよ地区にある。旧県社。祭神は大和大国魂神。中世以降は二宮と称された。創建年代は不明であるが、大和朝廷淡路国と関係を深めた五世紀、大和国山辺やまべ郡大和坐大国魂神社(現奈良県天理市大和神社)が分祀されたという説がある(兵庫県史)。「延喜式」神名帳記載の三原郡名神大社「大和大国魂神社」は当社に比定される。「文徳実録」仁寿元年(八五一)一二月五日条に「詔以淡路国大和大国魂神、列於官社」とあって、官社に列せられている。「延喜式」臨時祭の名神祭二八五座のなかに「淡路伊佐奈岐神社」とともに「大和大国魂神社」の名があり、座別に五尺・綿一屯・糸一(または布一端)・五色薄各一尺・木棉二両・麻五両・料薦二〇枚、もし大祷があれば、五丈五尺を加えて献じられることになっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android