大名の下には久しく居るべからず(読み)たいめいのもとにはひさしくおるべからず

精選版 日本国語大辞典 の解説

たいめい【大名】 の 下(もと)には久(ひさ)しく=居(お)るべからず[=居(お)り難(がた)し]

(「史記‐越世家」の「范蠡以為、大名之下難以久居」による) 名誉をきわめても、その地位に長くとどまるのは他人のねたみをうけてよくない、早く退(ひ)くのが賢明である。
太平記(14C後)四「大名の下には久しく居るべからず、功成名遂けて身退くは天の道也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android