大俣村上番(読み)おおまたむらかみばん

日本歴史地名大系 「大俣村上番」の解説

大俣村上番
おおまたむらかみばん

[現在地名]熊野市飛鳥あすか大又おおまた

大俣村下番しもばんの北、大又川の上流に点在する。上大又とも記す。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「大俣村」と記されている。のち上番・下番の二村に分れた(紀伊続風土記)。大俣村の近世初期の家数四六(「新宮藩御勘定方旧記」和歌山県史近世史料編)。北山組に属する。宝永元年(一七〇四)・正徳三年(一七一三)・享保一五年(一七三〇)新田検地が行われた(「申ノ年新田畑検地帳」徳川林政史蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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