大住地下式板石積石室墓群(読み)うずんちかしきいたいしづみせきしつぼぐん

日本歴史地名大系 の解説

大住地下式板石積石室墓群
うずんちかしきいたいしづみせきしつぼぐん

[現在地名]大口市宮人 大住

曾木そぎの滝の上流川内せんだい川右岸にある。昭和三三年(一九五八)および同三四年に発掘調査が行われて総数三四基が確認され、そのうち二二基が完掘された。板石で円形に囲んだ側石で石室をつくり、そこに埋葬し、側石の上に板石を鱗状にかぶせて蓋石とする形態の埋葬墓である。この種の埋葬墓では一般には墳丘はみられないが、当遺跡では墳丘が確認されるものが二基(二三号・二四号)発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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