大仁田村(読み)おおにたむら

日本歴史地名大系 「大仁田村」の解説

大仁田村
おおにたむら

[現在地名]南牧村大仁田

西部に三ッ岩みついわ(一〇三二・一メートル)、南部に烏帽子えぼし(一一八二メートル)などがあり、南西部の山中より流出する南牧川支流の大仁田川が村央を東北流する。東は桧沢ひさわ村、南は楢原ならはら(現多野郡上野村)、北は六車むくるま村と接する。近世は初め幕府領、文化九年(一八一二)より旗本小幡領。名主砥沢とざわ村名主が兼帯し、小幡領になった際にも組頭・百姓代が連署して兼帯の継続願(今井文書)を出している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報