夜聰(読み)よざとい

精選版 日本国語大辞典 「夜聰」の意味・読み・例文・類語

よ‐ざと・い【夜聰】

〘形口〙 よざと・し 〘形ク〙
夜中に目をさましやすい。目ざめやすい。めざとい。いざとい。
※俳諧・毛吹草(1638)三「老人 〈略〉頭巾 夜ざとき 茶」
細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉下「妙子は常から人一倍夜聰(ヨサト)く、些細な故障にも直ぐ眼を覚ますたちで」
挨拶語として用いて、夜間に十分気を配るさまをいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕

よ‐ざと【夜聰】

〘形動〙 夜寝ていても、ちょっとした物音でもすぐに目をさますさま。目ざと。〔匠材集(1597)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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