夜盗虫(読み)ヨトウムシ

デジタル大辞泉 「夜盗虫」の意味・読み・例文・類語

よとう‐むし〔ヨタウ‐〕【夜盗虫】

ヨトウガ幼虫。体は緑色で葉の裏についているが、大きくなると黒褐色または淡褐色芋虫となり、昼間土中根際に隠れ、夜はい出して植物の葉を食べる。農作物害虫。ねきりむし。 夏》「―いそぎ食ふ口先行す/楸邨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夜盗虫」の意味・読み・例文・類語

よとう‐むし よタウ‥【夜盗虫】

〘名〙 ヨトウガ類の幼虫の総称。体長三~四センチメートルくらいの芋虫。キャベツ・ハクサイなど各種野菜の大害虫で、昼間は土中や株もとに隠れ、夜間現われて食害する。代表種のヨトウガの幼虫は淡褐色または灰黒色で、若齢虫では淡緑色を帯びる。《季・夏》 〔日本昆虫学(1898)〕

やとう‐むし ヤタウ‥【夜盗虫】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android