多々良沼(読み)たたらぬま

世界大百科事典 第2版 「多々良沼」の意味・わかりやすい解説

たたらぬま【多々良沼】

群馬県館林市の北西部利根川渡良瀬川にはさまれた低湿地にある湖沼群の一つ。沼の北東部の低湿地は第2次世界大戦後干拓されて水田地帯となったが,西部と南部の湖岸に残された低湿地は風致地区として自然が保護されている。コイフナなどの釣場として人気があり,沼の南東側につらなる古砂丘松林も風致地区になっている。【有末 武夫】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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