壬生艾(読み)ミブヨモギ

デジタル大辞泉 「壬生艾」の意味・読み・例文・類語

みぶ‐よもぎ【××艾】

キク科多年草。高さ約1メートル。全体白毛密生し、葉は羽状分裂。夏、淡黄緑色の花を総状につける。サントニンを含み、回虫駆除薬とする。ヨーロッパ原産で、日本では昭和5年(1930)ごろ京都の壬生で初めて栽培された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「壬生艾」の意味・読み・例文・類語

みぶ‐よもぎ【壬生艾】

〘名〙 キク科の多年草。ヨーロッパ原産で、回虫駆除薬のサントニンをとるため栽培。高さ約一メートル。カワラヨモギに似ている。白い綿毛を密生。葉は線形で羽状に細裂。夏から秋にかけ、緑色の小さな頭花をつける。和名は、京都市中京区壬生で初めて昭和五年(一九三〇)に栽培されたことによる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android