増損(読み)ぞうそん

精選版 日本国語大辞典 「増損」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐そん【増損】

〘名〙 ますこととへらすこと。増減
漢書列伝竺桃抄(1458‐60)陳勝項籍第一「漢書は武帝時分までは大半史記の語を其ままでをいて一字二字増損するぞ」
※授業編(1783)凡例「其冊子まことの草稿にして増損塗扶(とまつ)見がたければ今一たび改め手録して」 〔史記‐呂不韋〕

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普及版 字通 「増損」の読み・字形・画数・意味

【増損】ぞうそん

増減。改める。〔史記、呂不伝〕集論して以て覽・六論・十二紀、二十餘言を爲(つく)る。~號して呂氏春秋と曰ふ。咸陽市門に布き、千金を其の上に懸け、侯の游士客を(ひ)く。能く一字を損するらば、千金を予(あた)へんと。

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