境打越・堺打越(読み)さかいうちこし

精選版 日本国語大辞典 「境打越・堺打越」の意味・読み・例文・類語

さかい‐うちこし さかひ‥【境打越・堺打越】

〘名〙
中世所領境界を越えて横領すること。打越
鎌倉時代境相論境争い)で、訴えた正当な理由がない場合、当事者請求がなくても、裁判所がすすんで訴人原告)がその訴訟によって得ようとしたのと同じ面積土地を、訴人の領地から分割して論人被告)に与える土地。
※入来院家文書‐嘉暦二年(1327)閏九月二八日・鎮西御教書「薩摩国石上村堺打越事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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