…世間から離れて山林で修行する仏教の僧の中には,道教の避穀の修行をとり入れる者があらわれ,《宋高僧伝》巻八の智封伝には,木食のことが記されている。日本でも,山岳修行がさかんになるにつれ,山中で穀断ちや塩断ちの行を続ける聖(ひじり)が多くなったらしく,《今昔物語集》をはじめとする説話集には,木の実や草を食して修行を重ねた聖が人々の尊崇を受けた話や,偽の聖が穀断ちの行者といつわって,庶民を惑わした話が見える。やがて,修験道(しゆげんどう)がさかんになると,各地の修験の霊場には人々の崇敬を集める木食上人があらわれ,そのまわりに半僧半俗の木食行者たちが集まるようになった。…
※「塩断ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新